1947-11-21 第1回国会 衆議院 水産委員会 第26号
このために漁民一同協議をいたしまして、總工費七百萬圓程度の豫算をもつて、昭和二十三年度から漁民渇望の的である海上、陸上設備の兼備した船溜、船揚場を建設したいと念願し、計畫を進めておる次第なのでありまして、ぜひ水産委員會におきましても、政府當局におきましても、この點漁民の熱望を容れられまして、速やかにこの船溜及び船揚場の完成に向いますよう、御決議願いたいのであります。
このために漁民一同協議をいたしまして、總工費七百萬圓程度の豫算をもつて、昭和二十三年度から漁民渇望の的である海上、陸上設備の兼備した船溜、船揚場を建設したいと念願し、計畫を進めておる次第なのでありまして、ぜひ水産委員會におきましても、政府當局におきましても、この點漁民の熱望を容れられまして、速やかにこの船溜及び船揚場の完成に向いますよう、御決議願いたいのであります。
それゆえに昭和七、八年中北海道費補助によりまして總工費二十一萬餘圓を投下し、利用水域約四千坪、水深二メートル、七、八トン級動力船二、三十隻収容の規模の船入澗を築設しましたが、爾來十五箇年の星霜をけみしました結果、港内に流砂堆積しまして水域を相當狹めております。現在は魚撈船舶の出入の安全を奪うに至つたのであります。
總工費九十餘萬圓に對しまして、地元の負擔三十餘萬圓を支出いたしまして、起工以來二十年の歳月にわたつておるのであります。しかして昭和十一年竣功をみるに至つたのであります。その結果近隣の船舶竝びに漁業者に裨益するところが實に大なるものがあるのであります。
この件につきましては昭和十三年七月三日から豪雨が阪神間を襲いまして、未曽有の大水害を生じまして、このたびの關東の大水害以上の大災害を生じたことは御承知の通りだと存じておるのでありますが、これにつきましては當時政府でも至急これの復舊改修の重要性を認めまして、昭和十四年度から昭和十八年度の五箇年の繼續で、總工費が當時の金で三千四十七萬圓、このうち半額は國庫負擔となつて、鋭意政府と縣竝びに關係町村の負擔とによりまして